Bambu Lab P2Sは「本格派のための密閉チャンバー高速プリンター」です。 ABS・ASA・ナイロンなど高温素材を安定して扱え、AMS連携で最大16色の多色印刷も可能。ただしA1 miniの3倍の価格帯なので、本当に必要かを見極めることが大切です。

結論:こんな人向け

💡 ✅ P2Sがおすすめな人

ABS・ASA・ナイロン・PCを日常的に使いたい / 大型パーツ(256mm³)が必要 / 業務・試作品用途で耐久性を重視 / AMSで多色印刷をガチでやりたい

⚠️ A1 miniで十分な人

PLA・PETGメインのホビー用途 / 予算を抑えたい / 初めての3Dプリンター

スペック詳細

造形サイズ256 × 256 × 256 mm
最高印刷速度600 mm/s
加速度20,000 mm/s²
ノズル温度(最高)320℃
ベッド温度(最高)120℃
密閉チャンバーあり(能動的加熱対応)
チャンバー最高温度60℃
カメラ高解像度カメラ(AIスパゲッティ検知)
AMS対応あり(最大4台接続で16色)
参考価格(本体)約150,000円〜

密閉チャンバーの効果

P2Sの最大の特徴は能動加熱式の密閉チャンバーです。チャンバー内を最高60℃まで加熱でき、高温素材印刷時の反りや層間剥離を大幅に抑えます。

素材密閉チャンバーの必要性P2Sでの安定性
PLA不要◎ 問題なし
PETGほぼ不要◎ 問題なし
ABS必要(反り・割れ対策)◎ 安定して印刷可能
ASA必要◎ 安定して印刷可能
PA(ナイロン)強く推奨◎ 高温チャンバーが効果的
PC必須○ 320℃ノズルで対応

印刷品質・速度

最高600mm/sの印刷速度は実用的で、一般的な印刷では200〜300mm/s程度でも十分な品質が得られます。高速印刷時でも振動補正(ACS)が有効で、積層のズレや波打ちを抑えます。

💡 💡 実用速度の目安

高品質モード(~150mm/s):フィギュア・精密パーツ向け

標準モード(~250mm/s):日常使いに最適なバランス

高速モード(~500mm/s):試作・大量生産向け。品質はやや落ちる

AMS対応(最大16色)

P2SはAMS(Auto Material System)に対応しており、最大4台のAMSを接続して16色での印刷が可能です。Bambu Studioからカラーアサインを直感的に操作できます。

機能詳細
自動フィラメント切り替え1回の印刷中に最大16色を自動切り替え
パージブロック色切り替え時の廃材。Bambu Studioのフラッシュ最適化で削減可能
RFID認識Bambu純正フィラメントは自動でプロファイルを読み込み
サードパーティ対応手動設定でサードパーティフィラメントも使用可能

メリット・デメリット

メリット

  • 密閉チャンバーでABS/ASA/PA/PCが安定
  • 600mm/sの高速印刷
  • AMS最大16色対応
  • 高解像度カメラ+AIスパゲッティ検知
  • Bambu Studioの直感的な操作
  • リモートモニタリング対応

デメリット

  • 価格が高い(A1 miniの約3倍)
  • 本体サイズが大きい
  • ABS印刷時のVOC・臭気管理が必要
  • PLA中心ならオーバースペック
  • 消耗品コストが高め

A1 miniとの比較

項目A1 miniP2S
価格(本体)約50,000円〜約150,000円〜
造形サイズ180 × 180 × 180 mm256 × 256 × 256 mm
密閉チャンバーなし(オープンフレーム)あり(能動加熱式)
ABS/ASA印刷難しい(反りが出やすい)安定して印刷可能
PLA/PETG印刷◎ 最適◎ 問題なし
AMS(多色)AMS Lite(4色〜)AMS(最大16色)

まとめ

用途おすすめ
PLA/PETGのホビー・日用品A1 mini(コスパ最高)
ABS/ASA/PA/PCを使う本格用途P2S
大型パーツ(180mm超)が必要P2S
業務・試作品用途P2S

P2Sは高温素材・大型造形・業務用途に特化した本格機です。PLA中心であればA1 miniで十分ですが、ABS・ASAを安定させたい・造形サイズを超えたい場合にはP2Sが明確な答えになります。

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