PETG(ポリエチレンテレフタレートグリコール)はPLAとABSの中間に位置するフィラメントです。 PLAより耐熱性・耐衝撃性が高く、ABSより扱いやすいため、 実用的なパーツを作りたい方に人気の素材です。
PETGはペットボトルと同じ樹脂系統で、食品容器などにも使われる安全性の高い素材です。
PETGフィラメントとは
PETGはPET(ポリエチレンテレフタレート)にグリコールを添加した素材で、 純粋なPETに比べて透明度が高く加工しやすい特性があります。
ノズル温度230〜250℃、ベッド温度70〜85℃で印刷します。 PLAより少し温度が高いため、対応したプリンターが必要です。
メリット・デメリット
✓ メリット
- • PLAより耐熱性が高い(80℃前後)
- • 耐衝撃性が高く折れにくい
- • 透明度が高い色もある
- • 層間密着性が優れている
- • ABSより反りにくい
✗ デメリット
- • 糸引き(ストリング)が出やすい
- • PLAより印刷温度が高い
- • ベッドへの貼り付きが強すぎることも
- • 吸湿しやすい(保管に注意)
PLA・ABSとの比較
| 項目 | PLA | PETG | ABS |
|---|---|---|---|
| 扱いやすさ | ◎ 非常に簡単 | ○ 普通 | △ 難しい |
| 耐熱性 | △ 60℃前後 | ○ 80℃前後 | ◎ 100℃前後 |
| 耐衝撃性 | △ やや脆い | ○ 良好 | ○ 良好 |
| 反りにくさ | ◎ 反りにくい | ○ 普通 | △ 反りやすい |
| 臭い | ○ 少ない | ○ 少ない | △ 強い |
| 価格(1kg) | ○ 1,500〜2,500円 | ○ 2,000〜3,000円 | △ 2,000〜3,500円 |
推奨印刷設定
ノズル温度230〜250℃(ブランドにより調整)
ベッド温度70〜85℃(推奨)
印刷速度30〜60mm/s(ゆっくりめが安定)
リトラクション多めに設定して糸引きを防止
保管方法乾燥剤と密封袋で湿気から守る
PETGに向いた用途
機械・実用パーツ
ブラケット・クリップなど衝撃に強いパーツ
食品周りのアイテム
食器・容器など(フードセーフグレード確認を)
屋外・高温環境
車内アクセサリー・屋外設置品
透明・半透明パーツ
ランプカバー・光拡散パーツなど
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