3Dプリンターで印刷するには、3Dデータ(STLファイル等)を「スライサーソフト」でプリンター用のデータに変換する作業が必要です。スライサーとは、3Dモデルを薄い層に切り分け、プリンターが理解できるGコードに変換するソフトウェアです。
すべて無料で使えます。 どれを選べばよいか迷ったら、使っているプリンターのメーカーで決まります。
スライサーソフトの役割
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積層の厚さ(精度と速度のトレードオフ)
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印刷速度
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サポート材の有無・種類
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インフィル(内部充填)の密度と形状
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温度設定(ノズル・ベッド)
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リトラクション設定
代表的なスライサーソフト比較
| ソフト | 対応機種 | 難易度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Bambu Studio | Bambu Lab専用 | ★☆☆ 簡単 | プロファイル自動適用・クラウド連携 |
| Cura | ほぼ全機種 | ★★☆ 普通 | 世界シェアNo.1・設定の自由度が高い |
| PrusaSlicer | ほぼ全機種 | ★★☆ 普通 | 高精度・オープンソース |
| OrcaSlicer | ほぼ全機種 | ★★☆ 普通 | PrusaSlicerベース・Bambu対応充実 |
| Simplify3D | ほぼ全機種 | ★★★ 難 | 有料($199)・プロ向け |
① Bambu Studio(Bambu Lab専用)
Bambu Lab製プリンターを使っているなら一択です
プリンターとの連携が完璧で、難しい設定は自動で最適化されます。
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プロファイル自動適用:機種・フィラメントに合わせた設定が自動で入る
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クラウド印刷:Wi-Fi経由でスマホからも印刷指示が送れる
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多色設定:AMSとの連携が簡単
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カメラ監視:印刷中の状態をリモートで確認できる(P1S等)
② Ultimaker Cura
世界で最も使われているスライサーソフト。Bambu以外のほぼすべてのプリンターに対応しており、設定の自由度が非常に高いです。
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対応機種が多い:Creality・Prusa・Anycubicなど主要メーカー対応
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設定項目が豊富・プラグイン対応・日本語対応
→ Bambu以外のプリンター・細かい設定を自分でコントロールしたい場合におすすめ
③ PrusaSlicer
Prusa Researchが開発したオープンソースのスライサー。高品質なサポート生成とマルチマテリアル対応が特徴です。
→ Prusa機を使っている・Curaよりさらに精密な設定を試したい場合におすすめ
④ OrcaSlicer(上級者・カスタマイズ派向け)
PrusaSlicerをベースにしたオープンソースのスライサー。Bambu Lab対応も非常に充実しており、Bambu Studioより細かい設定ができる点で人気です。
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Bambu Lab機のベンチマーク・キャリブレーション機能が充実
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印刷速度の最適化設定が豊富
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フィラメントプロファイルのカスタマイズが自由
→ Bambu Studioに物足りなくなった時の次のステップとして覚えておくといいです。
初心者向け:スライサーの基本的な使い方の流れ
1
STLファイルを読み込む
ダウンロードした3Dデータ(.stl)をソフトにドラッグ&ドロップ
2
向きを調整する
印刷しやすい向きに回転させる。底面が広い向きが基本
3
サポートを追加する(必要な場合)
オーバーハング(45度以上の傾き)がある部分に自動でサポートを追加
4
スライスを実行する
「スライス」ボタンを押すと積層ラインのプレビューと印刷時間・フィラメント量が表示される
5
プリンターに送る
USBやWi-Fi経由でプリンターにデータを送信して印刷開始
最初に覚える設定項目
積層高(Layer Height)
0.2mm:標準。速度と精度のバランスが良い
0.1mm:精細。時間がかかるが仕上がりが綺麗
0.3mm:高速。荒くてもいい実用品向き
インフィル密度(Infill)
15〜20%:一般的な用途
40〜60%:強度が必要なパーツ
100%:最大強度(時間とフィラメント消費大)
まとめ
| 状況 | 使うべきソフト |
|---|---|
| Bambu Lab使用中 | Bambu Studio |
| Bambu以外のプリンター | Cura or PrusaSlicer |
| 細かいカスタマイズがしたい | OrcaSlicer |
スライサーの設定で印刷品質は大きく変わります。最初は自動設定に任せて、慣れてきたら少しずつカスタマイズしていくのがおすすめです。