3Dモデリングソフトはレベルと用途で選ぶのが正解です。 入門ならTinkercad(無料・ブラウザ動作)、実用・仕事ならFusion 360、フィギュアならBlender、完全無料ならFreeCADという大まかな指針があります。
選び方のポイント
| ソフト | 対象レベル | 料金 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| Tinkercad | 入門 | 無料 | シンプルな形状・教育・子ども |
| Fusion 360 | 中級〜上級 | 無料(個人)〜有料 | 精密パーツ・機械設計・プロダクト |
| Blender | 中級〜上級 | 完全無料 | フィギュア・アート・有機的な形状 |
| FreeCAD | 中級 | 完全無料 | 機械パーツ・寸法重視・実用品 |
Tinkercad(入門におすすめ)
Autodesk製のブラウザベースの3Dモデリングツール。インストール不要でアカウント登録だけで使えます。プリミティブ(箱・円柱・球)の組み合わせで形を作る「CSG方式」を採用しており、直感的に操作できます。
| メリット | 完全無料・ブラウザで動く・学習曲線が低い・STL直接エクスポート可能 |
| デメリット | 複雑な形状・有機的な曲面が苦手・大規模プロジェクトに向かない |
| こんな人に | 3Dモデリング初挑戦・子どもや学生・シンプルなパーツを作りたい |
Fusion 360(精密設計に最強)
Autodesk製のプロフェッショナル向けCAD/CAM/CAEソフト。パラメトリックモデリングにより、寸法を後から変更して自動更新できます。個人・スタートアップは無料ライセンスで利用可能(一部機能制限あり)。
| メリット | 高精度・パラメトリック変更可能・CAM機能あり・クラウド連携 |
| デメリット | 学習コスト高め・クラウド依存・商用は有料(年間約100,000円〜) |
| こんな人に | 精密パーツ・機械設計・プロダクト試作・エンジニア |
Blender(フィギュア・アートに最強)
完全無料・オープンソースの3DCG統合ソフト。スカルプチャー(粘土細工のような造形)機能が充実しており、人体・動物・フィギュアなど有機的な形状の制作に適しています。映像・ゲーム業界でも広く使われる本格ツールです。
| メリット | 完全無料・高機能・スカルプチャー機能・Blenderコミュニティが巨大 |
| デメリット | 学習コストが最も高い・寸法管理がやや不便・3Dプリント用の最適化に知識が必要 |
| こんな人に | フィギュア・キャラクター・アート造形・CGも学びたい人 |
FreeCAD(完全無料の実用CAD)
オープンソースのパラメトリックCADソフト。完全無料でFusion 360に近い操作感を持ちます。インターネット不要でオフライン動作し、商用利用も制限なし。ただし安定性・UIは商用ソフトより劣ります。
| メリット | 完全無料・商用可・オフライン・パラメトリック設計対応 |
| デメリット | UIがやや古め・バグが多い・学習リソースがFusion 360より少ない |
| こんな人に | 完全無料にこだわる・機械パーツ・寸法精度が必要・商用利用したい |
比較まとめ
| 項目 | Tinkercad | Fusion 360 | Blender | FreeCAD |
|---|---|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 無料〜有料 | 無料 | 無料 |
| 学習難易度 | 低 | 中 | 高 | 中 |
| 精密設計 | △ | ◎ | ✗ | ○ |
| 有機造形 | ✗ | △ | ◎ | ✗ |
どれを選ぶべきか
まず試したい → Tinkercad(5分で始められる)
精密パーツ・本格的に学ぶ → Fusion 360(個人無料)
フィギュア・アート造形 → Blender(無料・高機能)
完全無料で精密設計 → FreeCAD
最初の1本はTinkercadで十分です。操作に慣れたら用途に応じてFusion 360やBlenderに移行するのがスムーズです。